中学生の頃、授業中に先生が言っていた「株を買え!」は本当だった
あの時、もしお年玉を投資に回していたら……複利の暴力的な破壊力と、それに気づかなかった後悔の念。
中学生の頃、授業中に先生が「株はいいよぉ、早いこと株を買っとけ」と言っていたのを、今更のように思い出します。
「へぇ」と言う程度に聞いてましたが(内心はすごく興味を持って聞いていたが)、結局買うことはなかった。あの当時、一緒に聞いていた生徒の中で、実際に行動に移せたのは何人いたのだろうか。今となってはすごく気になりますね。
娯楽のすべてが「音楽CD」だった時代
中学生なんて、小遣いで買いたいものがいっぱいあった。と言ってもその多くは、今と違って音楽CDのアルバムだったが……。
今はCDなんて買わなくてもYouTubeやらでいくらでも聞けるし、Spotifyなどのサブスクもあるわけで、音楽の優先順位は下がっているだろうがその頃は「娯楽と言えば音楽」で、小遣いをもらえばCDを買うと相場が決まっていたし、それを楽しみにして生きていた。1枚3,000円くらいだったので、お値段的にもちょうど良かったのだろう。
今の中学生にしてもスマホゲームやらの課金に忙しくて株を買っている暇もないだろうから、中学生から株を買うというのはなかなかハードルが高いが、あの頃からたとえば「お年玉」(あの当時はかなりの額をもらえた)など、まとまった金を投資に回すなどしておけば、今のようにお金に困ることはなかったと言えるだろう。自分の証券口座はなかったが、親は持っていたのだから(大和証券の担当の人とよく電話していた)、頼んで買ってもらえばいいだけの話である。
しかも今なら非課税の新NISAがある!
しかし、大人になり、リアルで働くようになれば、いくら給料が低くても、実家暮らしなら月々3万くらいなら投資に回せるはずです(私はなぜか今でもそんなに回せないが)。
そうして、たとえば20歳から50歳までの30年間、毎月3万円を新NISAで「S&P500インデックス(米国500社で構成)」などに積立投資したとします。
過去30年の平均利回り(年率)は約9%〜11%。間をとって10%と仮定すると、これだけでなんと6,781万円にもなるのです。
毎月3万円を30年間、年利10%で運用した場合
- 投資元本(毎月3万円×30年)1,080万円
- 運用益(複利パワー)約5,701万円
- 最終的な資産額約6,781万円
※運用益にかかる税金(約20%)が新NISAなら全て「非課税」になる。
元本1,080万円が、長期間運用すれば、約5,701万円もの運用益を生み出すことができるのです。
「計算間違ってない?」と疑いたくなる複利の魔法
ここで、「ちょっと待って。1,080万円の10%なら108万円じゃないの? なんで5,701万円も利益が出るんだ?計算がおかしくないか?」と不思議に思う人もいるでしょう。かくいう私も最初は不思議でした。
この常識外れな増え方のカラクリは、アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ「複利(ふくり)」というシステムにあります。
利益が利益を生む「雪だるま効果」
「単利(単純な計算)」であれば、たしかに1,080万の10%は108万です。しかし、投資の世界は違う。今年出た利益をそのまま引き出さずに、来年の投資の元手に回すのです。
- 1年目: 36万円積み立てて、10%増える(利益:3.6万円 / 合計:39.6万円)
- 2年目: 次の年は、この「39.6万円」にさらに36万円を足した「75.6万円」に対して10%の利息がつく
- 10年目: 気づけば元本よりも、「これまでについた利益」が生み出す利益のほうが大きくなっていく
- 20年後〜30年後: 巨大化した雪だるまが転がるように、「利益が利益を生む状態」になる
これを30年間繰り返すと、20年目以降から異常なスピードで資産が膨張し始めます。自分が汗水垂らして入れた元本よりも、「お金がお金を稼いできた利益」の方が圧倒的に大きくなってしまうのです。
「ただ貯金するだけ」の残酷な末路
いくら給料が良くて余裕があっても、たとえば20歳から50歳まで30年間、毎月5万円を単純に「貯金するだけ」だった場合はどうなるでしょう?
結果は、たったの「1,800万円」にすぎない。
毎月の捻出額は、貯金の方が「2万円も多い」のに、である。
毎月2万円も多く財布から出しているのに、それを単純に貯金するだけで「投資(新NISA)」に回さなかったがために、こんなにも残念な結果になってしまうのです。
残酷な格差の現実
中学生の私には難しかったかもしれませんが、大人になった我々には「新NISA」という最強の武器が用意されています。気づいた時が一番若い。今から始めても遅くはないのです。